ペットモデル撮影の意外と難しい所②です!
今回のテーマは「お散歩シーン」です。
「散歩はいつもしてるから余裕でしょ!」
という方が大半だと思いますが、侮るなかれ!
アニマルプロは完璧を目指しています!
今までの経験上、お散歩シーンの撮影の際、モデル犬の位置は人の真横か
少し前を歩くリクエストがほとんどで、引っ張りすぎず自然に歩くことです。
意外に難しいです。
撮影時リードを持つ人は、人間のモデルさんやタレントさんです。
ペットオーナーではありません。
撮影時、ペットオーナーはモデル犬の目線の先にいます。
ここで重要なのは
他人に対して慣れていること、日ごろからグイグイ引っ張らずに人のペースで歩く習慣があるかです。
他人に対してあまり慣れていないと、ペットオーナーのもとへ行きたくてグイグイ引っ張ります。
日ごろから引っ張る癖があると、なおさら引っ張ります。
リードを持つ人間が大人で且つ小型犬であれば、問題はないとお思いですか?
例え、人間の力が勝り人間の体が引っ張られなかったとしても、モデル犬の体勢が
前のめりになるとよくないです。
・引っ張り過ぎて口元も後ろに引っ張られ眼も怖くなります。
・常に前傾姿勢で顔が下がり表情が見えない
・引っ張り過ぎて前足が浮いてしまう
・引っ張り過ぎて体が斜めになってしまう
遠隔からゆっくり歩かせる指示を教えるのはなかなか大変です。
日ごろから他人に慣れる練習と引っ張らずに歩く練習が必要です。
歩くこと自体があまり好きでない子や匂い嗅ぎが好きな子、
日ごろからわんちゃんの行きたいところに行かせてしまう習慣がある子に多く見られる
「絶対いかない!断固拒否!」って感じです。
これをしてしまういくつかのパターンがありますが、多いのが
「抵抗」に対して「抵抗」してしまうことです。
なんのこっちゃ?ですが
わかりやすく言うと
電車が止まるとき少しずつ重心がずれますよね?それと逆の方向に重心移動して体勢を保とうとします。
つまり、リードを引っ張るとその「抵抗」に対して、重心を後ろにずらして「抵抗」します。
このパターンで学習しているわんちゃんは、リード緩めた途端に歩きだします。
もっとわんちゃんの行動の理由にも原因のパターンがあるので、自分のわんちゃんがどんな原因でその行動をしているのか
によって対処法が変わりますのであしからず。
簡単なお散歩シーンというイメージがありますが
ペットモデルというモデルである以上、求められた動きをできるよう日頃からの努力が必要ですね。
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