【お役立ち情報】台本

 演出コンテと台本の違い

 今回は台本について説明していきます。

簡単に言えば、演出コンテは簡単な絵が描かれていてイメージがすぐにわきやすいです。

しかし台本はそのまんま台本ですので、文字しか書かれていません。

TVドラマや映画はほとんど台本だけです。

そこのところを今日は詳しく話していきます。

 

台本

まずはまたまた本物の台本をお見せするわけにはいかないので、私オリジナルの台本で説明します。

私オリジナルですので、ストーリーのベタさや表現についての苦情は一切受け付けておりませんので!

 

まず、コンテと同じでペットモデルがどういう動きを求められるかを確認する必要があります。

最初に大五郎に見つかるシーンでは

じっとしていないといけないので、「待て」は必須で、体勢的にはお座りがいいかなと思います。

 

そのあと駆け抜けるシーンがありますよね?

つまり呼び戻しでができないといけません。この段階では、どのくらいの広さの画で撮影するかわかりません。

最高にレベルを上げた想定であれば、指示する人間がタレント犬から見えない位置で待たせて呼ばなくてはいけません。

あと、主人公が「捨てられた犬」と間違えるくらいなのでリードはついていません。

ノーリードでのコントロールもできないといけません。

 

花子と楽しくじゃれているシーンがあります。

ここでは他人といかに仲良くできるかも重要です。

フレンドリーさがあるか、ないかで全然違います。日ごろからいろんな人と触れ合わせておく

もしくは元から大の人好きであれば全く問題ありませんが人見知りのタレント犬だと大変です。

 

「大五郎を引き止めるかのように吠えるポチ衛門」

”吠えろ”を指示でできないと絶対にできないシーンです。

この“吠えろ”って結構求められることが多い指示です。

ペットモデルを目指すなら教えておいて絶対に損はない指示です。

 

このように台本からタレント犬に必要な能力を想定し、その演技ができるタレント犬だけを

クライアント様に提案します。

この時、動物プロダクションとしてはどのシーンをどのくらいの広さ、尺で取るのかをできるだけ事前確認します。

これを怠ると「やばっ、できない:;(∩´﹏`∩);:」って当日なります。

 

より詳しいアングルやカットの割方は当日の“ドライ”を見て決まります。

“ドライ”とはそのシーン毎に、監督がタレント・カメラマンなど現場に関わる全てのスタッフに

こうやって撮影したいと指示することです。

 

「じゃー、シーン4のドライ始めまーす」

といった感じでドライが始まり、監督がバーって説明してスタッフさんたちは台本に急いでメモするってイメージです。

 

このドライを聞いてないとえらいことになります(笑)

個人的にはドライをしてみないと完全な詳細がわからないのでドラマとか映画のほうが難易度高いような気がします。

※演出にもよりますが…

 

いかがでしたでしょうか?説明ベタですみません!

まぁこういうのが色々あるよ!って思ってもらえるだけでも全然違いますから!

 

要らぬ情報ですが、ブログ毎日楽しみに読んでますよ!って方が昨日数人いまして

かなり喜んでいる私です(*´▽`*)

 

これからも他の動物プロダクションにはないブログ色々書いていきます!

皆様のいろんなご意見お待ちしてます!