意外と難しいペットモデルへの触り方
今回は、ねこちゃん、わんちゃんの触り方について説明していきます。
触り方と言ってもただわしゃわしゃ触ればいいってもんじゃありません。
普段はいいかもしれませんが、ペットモデルの撮影の際にはどこをどう触れば
いいかわかっていないといけません。
ペットモデルが無理なく撮影するためでもありますし
出演者の方で全く動物を触ったことがない方もいらっしゃいます。
その時的確にレクチャーしないといけません。
タレント猫
猫ちゃんが触って喜ぶ場所を知っているだけではタレント猫の触り方を知っているとは言えません。
図で言う首から上の「もう最高」の部分でも触り方や若干の部位で反応が違います。
例えば顎下
この顎下も横にずらすと顔も気持ちよくて逆に向くことが多いです。
頭のてっぺん
頭のてっぺん周りを撫でると、目をつむりやすくなります。
鼻筋から頭のてっぺんにかけてって感じですかね。
その猫ちゃんの性格やその時の気持ちによって顔の向きが変わってきます。
写真のようなリラックスしている状態では、顔は真っすぐがやや下めで気持ちよさそうに目をつむります。
しかし、甘えん坊モードの時には目をつむりながらもガンガン甘えてきます。
この時は顎を上げて自ら顔を当ててくるイメージです。
猫用語の「ゴツン」ですね。
次に最初の図のお尻「たまらない(=・ω・=)にゃ~♥」部分です。
ここを優しくトントンしたり、わしゃわしゃすると良いです。
お尻が上がり、しっぽもピーンとなります。
キャットモデルの撮影で誤った解釈でお尻を押しながらお座りさせようとすると
気持ちさもあってなかなかお座りしません。
気持ちいいからお尻立つけど、人間は座らせたいから押すみたいなことを
している動物プロダクションさんも稀にいますが…
今回話したことはあくまで基本的なことです。
実際の所、微妙な位置、力加減、手の向きなど調整しながら触っています。
その日のコンディション、周りの環境によって当然反応は変化します。
また個体差も当然あって、お腹周りを触られることが一番好きなタレント猫もいます。
その子の性格や特徴を理解し、環境や当日のコンディション変化を見逃さず、最善の触り方ができる
力が動物プロダクションには必須ですね!
思ったより長くなってしまったのでタレント犬についてはまた次回説明しますね!
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